目や口、鼻など体の部位に関連する韓国語の慣用句を覚えよう!

夕焼け

福山市韓国語教室K-ROOMの鄭景太(チョン・キョンテ)です。

福山市で20年以上韓国語を教えていますが、語学というものは当然語彙力は必須になります。

その語彙力の身につけ方というのはそれぞれのレベルに合ったものを工夫していくことがまた大切になってきます。

例えば初級者であれば身の回りの物や頻度の高い行動などの動詞をまずは覚えていくとか、

初中級者は徐々に漢字語をしっかり意識して覚えていくなどです。

そして、中級者以上になった場合はことわざ、慣用句、四字熟語なども覚えていくことが大切になってきます。

というのも日本語にもことわざ、慣用句、四字熟語などはありますが、韓国語においては日本よりも使われる頻度が高いのです。

今回はその中でも慣用句についてみていきたいと思いますが、慣用句は日本語でもそうですが、身体に関連するものが非常に多いのでまずはそれをカテゴライズして覚えていってみましょう!

目次

「目」が使われている韓国語慣用句

女性の目

눈이 높다(ヌニ ノッpタ)

直訳すると「目が高い」になります。

実際の意味としては「理想が高い」になります。

一般的には異性を選んだりする時に「理想が高すぎる」という意味で使うことが多いです。

「우리 누나는 눈이 너무 높아서 아직 독신이야.」
(ウリヌナヌン ヌニ ノムノパソ アジッk トッkシニヤ)
「うちのお姉ちゃんは理想が高すぎてまだ独身だよ。」

눈에 띄다(ヌネ ティダ)

これは「目につく」という慣用句になります。

実際の意味としては「目立つ」くらいで覚えたほうが自然です。

良い意味でも悪い意味でも使える慣用句です。

눈에 넣어도 아프지 않다(ヌネ ノオド アプジアンタ)

これは日本語と全く同じ意味の慣用句の「目に入れても痛くない」「とても可愛い」という慣用句です。

このように全く同じ言い回しの慣用句もあります。

눈을 붙이다(ヌヌl ブチダ)

これは直訳では「目を引っ付ける」ですが、意味としては「ほんのちょっとの間寝る」になります。

「鼻」が使われている韓国語慣用句

女性が鼻を指差している

코가 높다(コガノッpタ)

これは直訳では「鼻が高い」になりますが、意味としては「天狗になる」「傲慢だ」になります。

カッコつけたり、偉そうにしたりする人に対して揶揄して使う慣用句になります。

코가 납작해지다(コガナッpチャケジダ)

これは直訳では「鼻が潰されてしまう」ですが、意味としては「面目が潰れる」「面子丸潰れ」になります。

ものすごくプライドがへし折られる時に使われるので日本語の「鼻っ柱をへし折る」に近い意味になると思います。

「口」が使われている韓国語慣用句

女性の口

입이 무겁다(イビムゴッpタ)

これは直訳では「口が重い」すなわち日本語の「口が固い」と同じ意味になります。

もちろん、その反対語は「입이 가볍다」(イビガビョッpタ)「口が軽い」になります。

입을 모으다(イブlモウダ)

これは直訳では「口を集める」ですが、いろんな人の「口を集める」すなわち「いろんな人が意見を出し合う」という意味になります。

입만 살다(イmマンサlダ)

これは直訳では「口だけ生きている」ですが、行動は伴わない「口先だけだという意味で使われます。

「耳」が使われている韓国語慣用句

女性の耳

귀가 따갑다(クィガタガッpタ)

これは直訳では「耳がチクチク痛い」ですが、日本語の慣用句「耳が痛い」と似てはいるのですが、韓国語の意味としては「何回も言われて聞きたくない」という意味なので少し違います。

귀에 못이 박히다(クィエ モシバキダ)

これは直訳では「耳に釘が刺される」ですが、「何回も同じことを言われる」という意味になります。

日本語の慣用句の「耳にタコができる」と同じ意味です。

上の「귀가 따갑다」は「何回も言われて嫌だ」という表現でこちらは単純に「何回も言われた」という意味で使われます。

귀를 기울이다(クィルl ギウリダ)

これは日本語の「耳を傾ける」という慣用句と言い回しも意味も全く同じで覚えましょう。

「首」が使われている韓国語慣用句

목이 빠지도록 기다리다(モギ パジドロッk キダリダ)

これは直訳だと「首が抜けるほど待つ」ですが、意味としては日本語の慣用句「首を長くして待つ」と同じになります。

「肩」が使われている韓国語慣用句

女性が自ら肩を揉んでいる

어깨가 무겁다(オッケガムゴッpタ)

これは直訳では「肩が重い」ですが、日本語の慣用句「荷が重い」と同じ意味になります。

韓国語としては反対語で「어깨가 가볍다」(オッケガガビョッpタ)「肩が軽い」という慣用句があります。

この意味は責任から抜け出すことができて「気持ちが軽い」という意味になります。

「お腹」が使われている韓国語慣用句

女性のお腹が出ている

배가 아프다(ペガアプダ)

これは直訳では「お腹が痛い」ですが、慣用句の意味としては他人が成功したりすることに対して「妬む気持ちの表現になります。

「手」が使われている韓国語慣用句

4人が手を握っている

손을 끊다(ソヌlクンタ)

これは日本語の慣用句の「手を切る」と使われている単語も意味も全く同じになります。

なので「それまであった関係を絶つ」という意味になります。

손에 땀을 쥐다(ソネタムlジュィダ)

これも上の慣用句と同じで日本語の慣用句と全く同じ言い回しと意味になります。

手に汗を握る」です。

손이 크다(ソニクダ)

これは直訳では「手が大きい」ですが、慣用句の意味としては誰かをもてなしたりする時に「気前が良い」になります。

お客さんがお家に遊びに来たりした時にお料理とかをたっぷり準備したりする人に対して使うイメージです

「脚」が使われている韓国語慣用句

車の窓から足を出している

다리를 뻗고 자다(タリルl ポッコジャダ)

これは直訳では「脚を伸ばして寝る」ですが、慣用句の意味としては「心配事などがなくなり、安堵した気持ちで寝る」になります。

「足」が使われている韓国語慣用句

足の裏

발이 넓다(パリノlタ)

これは直訳では「足が広い」ですが、慣用句の意味としては日本語の慣用句「顔が広い」と同じになります。

발벗고 나서다(パlボッコ ナソダ)

これは直訳では「足を脱いで前に出る」ですが、慣用句の意味としては「積極的に率先して前に出る」になります。

基本的には何か困っている人を助けたり、みんながやりたがらないことに率先して前に出て行動することに対して使うことが多いです。

まとめ

身体についての代表的な慣用句をいくつかご覧いただきましたが、まだまだ身体についての慣用句はあります。

その慣用句の中には日本語と言い回しが全く同じものもあったり全く想像がつかないような言い回しの慣用句があったと思いますが、皆さんにとって覚えやすいものから少しずつ覚えていきましょう。

ちなみに日本で受験することができる韓国語の検定試験は「TOPIK」と「ハングル検定」がありますが、どちらの試験にもこれくらいのレベルの慣用句は中級レベルの試験には必ず主題されます

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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