韓国語と日本語を比べた時に形容詞の数が圧倒的に韓国語の方が多いということは今までも述べてきました。
動詞に関しては韓国語が圧倒的に多いというよりは中には使い分けが必要な単語がある程度です。
それは逆に韓国語には使い分けがないのに日本語には使い分けがあるということもあります。
今回は「噛む」という単語の使い分けをみていきたいと思います。
韓国語の「噛む」という単語は2つある!
씹다(シッpタ)
こちらの単語は「咀嚼(そしゃく)」の「噛む」になります。
なので基本的に何かを食べる時の「噛む」という動作の単語になります。
さらにもう一つの意味としては連絡などを「無視する」という意味でも使われます。
この単語から派生した俗語で「읽씹」(イlシッp )=「既読スルー」もあります。
음식을 먹을 때는 꼭꼭 씹어서 먹어야 건강에 좋습니다.
ウmシグl モグlテヌン コッコッk シボソ モゴヤ コンガンエ チョッスmニダ
食べ物を食べる時にはしっかり噛んで食べると健康にいいです。
요즘에는 마음에 안 들면 연락을 씹어 버리는 사람이 많은 것 같아요.
ヨジュメヌン マウメ アンドゥlミョン ヨlラグl シボボリヌン サラミ マヌンゴッカタヨ
最近は気に入らなかったら連絡を無視してしまう人が多い気がします。
물다(ムlダ)
こちらの単語は動物等が「噛みつく」という意味の単語になります。
もちろん人の動作としても使えますが、人が誰かを「咬む」とか「口にくわえる」とか「食いしばる」などの意味として使うことは可能です。
日本語の漢字を調べてみると「噛む、嚼む、咬む」と三つ出てきますが、こちらの「물다」という単語は「噛む」と「咬む」のどちらにも当てはまる単語になります。
「물다」よりさらに強く「噛む」「食いしばる」という意味としては「깨물다」(ケムlダ)という単語もあります。
例えば咀嚼していて口の中を噛んでしまうことがあると思いますがその時の様子を強調したい場合などはこちらの「깨물다」という単語の方がよく使われます。
さらに、「물다」は「噛む、咬む」になりますが、動物や虫などに「噛まれる」という単語は「물리다」(ムlリダ)になりますので一緒に覚えるようにしましょう。
어렸을 때 옆집에서 키우던 개한테 물린 적이 있어서 개는 싫어해요.
オリョッスlテ ヨッpチベソ キウドン ケハンテ ムlリンジョギ イッソソ ケヌン シロヘヨ
小さい時に隣の家で飼ってた犬に噛まれたことがあって犬は苦手です。
잠을 잘 때 이를 너무 꽉 물고 자서 아침에 일어나면 피곤해요.
チャムlジャlテ イルl ノム クァッk ムlゴ ジャソ アチメ イロナミョン ピゴネヨ
寝ている時に歯を食いしばりすぎて朝起きると疲れてます。
밥 먹을 때 입안을 깨물어 가지고 피가 많이 났어요.
パmボグlテ イバヌl ケムロガジゴ ピガ マニナッソヨ
ご飯食べてる時に口の中を噛んでしまって血がたくさん出ました。
まとめ
韓国語の「噛む」という単語には二つあってそれが「咀嚼」であれば「씹다」、動物や虫が「噛む、咬む」であれば「물다」、また人でも「食いしばる」「咥える」であれば「물다」を使い分けるようにしましょう。
また、動物や虫などに「かまれる」は「물리다」を使いましょう。