韓国のバレンタインデーは?ホワイトデーは?毎月14日に記念日がある。

チョコレートとハート型のチョコレートの上に文字が書いてある

福山市韓国語教室K-ROOMの鄭景太(チョン・キョンテ)です。

韓国にもバレンタインデーとホワイトデーはあります。

さらには毎月14日には公式的ではありませんが、いろんな記念日があります。

バレンタインデーとホワイトデー以外は韓国にだけ存在する記念日が多いです。

その毎月14日にどんな意味があってどんなプレゼントなどをやり取りしているのかを見ていきましょう。

目次

1月14日 다이어리 데이 ダイアリーデー

・다이어리 데이(ダイオリデイ)

「ダイアリーデイ」

新年を迎えて恋人や友達にダイアリー(スケジュール帳)をプレゼントすることで、ダイアリーと共に充実した1年を過ごそうという意味が込められています。

恋人にはダイアリーにデートの計画を立てて共有しようという意味があり、友人の間柄には計画したことを全て成し遂げることを願う気持ちが込められています。

また、ダイアリーの最初のページには相手に新年に迎え話したかったことを書いて渡す場合も多いし、一緒にしたいことの計画を書いて交換したりもします。

2月14日 발렌타인데이 バレンタインデー

・발렌타인데이(バlレンテインデイ)

「バレンタインデー」

もちろん2月14日はバレンタインデーです。

韓国でも女性が男性にチョコレートをプレゼントして告白するという認識されていますが、これは日本で作られた文化になります。

本来は古代ローマ時代の少し悲しい歴史から由来した記念日だそうです。

バレンタインデー: Valentine’s Day)、または聖バレンタインデー(せいバレンタインデー)・セイントバレンタインデー(英: St. Valentine’s Day)は、キリスト教圏の祝いで主に欧米で、毎年2月14日に行われるカップルが愛を祝う日とされている。家族や親友などと祝う人もいる。

元々269年ローマ皇帝の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日」だと、主に西方教会の広がる地域においてかつて伝えられていた。

この日、キリスト教圏では一般に恋人や家族など大切な人に贈り物をすることが習わしとなっている。

キリスト教圏である日本においては伝統的に「女性男性チョコレートを贈る日」とされてきたが、これについて国内で批判や不満が多く[1]、近年は大きく変化している[2]

日本や中国大陸台湾韓国では、バレンタインデーに派生して「ホワイトデー(英: White Day)」が存在する!

引用:Wikipedia

3月14日 화이트데이 ホワイトデー

・화이트데이(ファイトゥデイ)

「ホワイトデー」

このホワイトデーも日本で由来したもので男性が女性に飴やクッキーなどをプレゼントする日として認識されています。

日本から由来しているので日本や韓国、中国などのアジア圏だけで記念する日です。

3月14日 파이데이

実は世界的に3月14日は「パイデイ」です。

数学者たちが円周率(π)を記念するために作った日だそうです。

全世界の数学者たちと関連した団体などが記念行事をするそうですが、円周率の3.14159を忘れないために3月14日午後1時59分に記念することが一般的だそうです。

4月14日 블랙데이 ブラックデー

・블랙데이(ブlレッkテイ)

「ブラックデイ」

韓国だけの記念日で、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーにチョコレートや飴などをもらえなかった男女が一緒に韓国のドラマなどでよく見る真っ黒の「짜장면」(チャジャンミョン)を食べる日です。

前の月がホワイトなのでその反対の色のブラックデイとして命名し、その黒色に纏わる食べ物を探していて「짜장면」に注目してブラックデイには「짜장면」を食べる日として認識され始めました。

5月14日 로즈데이 ローズデー

・로즈데이(ロジュデイ)

「ローズデイ」

愛する人に薔薇をプレゼントする日で、恋人同士お互いにプレゼントしたり、恋心を抱いている人に薔薇をプレゼントしながら告白する日です。

薔薇は古くから愛の象徴のような意味があって、特に5月に満開になり華やかに見えるから5月の女王と言われたりもします。

福山市もバラの街として有名ですが、福山市で5月に「バラまつり」も開催されます。

5月14日 옐로 데이 イエローデー

カレーを食べる時に黄色の服を着ていたら恋人ができるというちょっとしたおまじないじみた説で作られた記念日で、シングルの人が黄色い服を着てカレーを食べる日です。

それ以外に特別な意味はありません。

6月14日 키스데이 キスデー

・키스데이(キスデイ)

韓国で始められた記念日で、お互いの気持ちをもう一度確認するという意味でキスをする日だそうです。

2月のバレンタインデーと3月のホワイトデー以降に恋人になったカップルたちがお互いにキスができていないならこの日を言い訳にキスをするようにさせるという意味で作られた日です。

実際はジュエリー会社のマーケティングだそうです。

韓国ではこの日を記念し様々なイベントが開催されます。

7月14日 실버데이 シルバーデー

・실버데이(シlボデイ)

「シルバーデー」

この日は5月14日に告白して結ばれた恋人たちが100日を迎えるのが7月頃になり、この時期にシルバーの指輪でカップルリングを購入するようにシルバーでーが作られたという説が有力です。

また恋人ではなくてもシルバーのネックレスやイヤリングなどを友情の印として贈り合ったりもします。

8月14日 그린데이 グリーンデー

・그린데이(グリンデイ)

「グリーンデー」

この記念日の由来はあまり定かではないそうです。

一応、恋人同士が山や植物園などの緑色が豊かなところに旅行に行く日です。

韓国の焼酎の瓶の色が緑色なので焼酎会社が作ったという説もありますし、1年の中で1日だけでも山や渓谷、森などの自然豊かなところでのんびり過ごせたら良いという意味で作られたという説もありますが、定かではありません。

9月14日 포토데이 フォトデー

・포토데이(ポトデイ)

「フォトデー」

愛する人たちと共に写真を撮りながら思い出を残す日です。

恋人はもちろん家族や友達が集まって共に写真を撮って思い出を残そうという意味で作られたそうですが、こちらも由来は定かではありません。

10月14日 와인데이 ワインデー

・와인데이(ワインデイ)

「ワインデー」

愛する人と共に幸せな時間を過ごしながらワインを飲む日です。

ヨーロッパでは10月と11月にワイン祭りが開かれるので記念日になったという説もありますがおそらくワイン会社のマーケティングの一環として始まったと言われています。

11月14日 무비데이 ムービーデー

・무비데이(ムビデイ)

「ムービーデー」

愛する人と一緒に映画を観る日ですが、由来としては特にないそうです。

11月14日 쿠키데이 クッキーデー

・쿠키데이(クキデイ)

「クッキーデー」

好きな人にクッキーを作ったり買ったりしてプレゼントする日ですが、これも製菓会社のマーケティングによって作られた日のようです。

12月14日 허그데이 ハグデー

・허그데이(ホグデイ)

「ハグデー」

このハグデーは恋人や愛する人に何か物をプレゼントしたりするそういう日というよりは周りの人たちを顧みて疎外されていたりすることで人同士の親密さを深めるために設けられた日です。

由来のない記念日が多い中、こちらのハグデーは歴史がある記念日です。

1986年にアメリカのKevin Zaborney牧師がハグがもたらす肯定的かつ情緒的な気持ちを知らせ、家族や友達同士がお互いにもっとハグすることを奨励するために提案された「全国ハグの日」から由来しました。

アメリカでは感情的に寂しさを感じやすいクリスマスの前の12月21日に指定されていますが、韓国では14日の記念日の延長として12月14日に作られました。

この日、韓国では大学街などでフリーハグのキャンペーンをしている姿も頻繁に見かけることができます。

まとめ

韓国のこの14日シリーズの記念日はほとんどが大した由来がありません。

正直、私が韓国に住んでいた頃にはこんな記念日はほとんどありませんでした。

このような記念日がたくさんできたということは韓国も豊かになり自由に恋愛をし、人生を享受できるようになったのだと思います。

韓国の国民性は感情を表現することを好みますが、それでも日常に追われ何かに背中を押されないと上手く人に感情を、感謝を伝えられない時があるのだと思います。

だから、疲れ果てた生活の中で特別な由来もないこのような記念日の力を借りて些細な楽しみをみんなで共有できるという意味では良いことだと思います。

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